リンパマッサージとは

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リンパドレナージやリンパドレナージュという言葉を聞くことが最近増えていると思います。前者はドイツで医療として扱われています。後者はフランスでエステなどとして扱われています。

リンパとは血管をイメージしていただければわかりやすいと思いますが、リンパ管というものが全身にあります。その中にリンパ液というものが流れていて体の中の老廃物や毒素を排出したり免疫力を高めるという機能をはたしています。

しかしリンパは自分の力で流れる力は血液に比べると非常に弱く、筋肉を動かしたり、内臓の動きなどの圧でリンパ管が刺激され、非常にゆっくりとした速度で流れています。

運動不足や、ストレス、生活習慣などでリンパ液は簡単に滞ります。。リンパが滞ると

しみ、しわ、たるみ、むくみ、老人性イボ、リンパ浮腫、そして冷え、便秘、肥満、セルライト、めまい、だるさ、不眠、筋肉疲労などの原因となります。

リンパマッサージというのは生活習慣などで滞ったリンパを外部からの圧で流すことで老廃物や毒素の排出、免疫力を高めるといったマッサージです。
 そして効果が表れるのが早い場合が多いのが特徴です。
 
ぜひ一度、当サロンリンパマッサージ体感して見てください。

リンパ管の図

もう少しだけ詳しくリンパの解説

身体には血管とは別に下図のようにリンパ管という管が全身に網の目のように分布しています。そしてリンパ管の中を流れている液体をリンパ液と言います。

 

大まかにリンパの働きは以下2点である。

 

①身体を病気から守る「免疫機能」

 

②身体の中を綺麗にする「排泄機能」

 

リンパ液がスムーズに流れることにより、免疫機能がしっかり働き、自然治癒力が高まり、風邪や病気にかかりにくくなります。

 

またリンパ液がスムーズに流れることにより身体中の老廃物が回収されやすくなり、むくみや疲労等も解消され身体の中も肌も綺麗になります。

 

しかし、リンパ液は血液とは違い、流れが非常にゆっくりです。血液は心臓のポンプの影響で約40秒で全身を一回りしますがリンパ液は心臓のような強いポンプはないので、非常にゆっくり流れています。そしてその弱い流れ故にリンパ液が滞りやすく、美容面にも健康面にも害をもたらします。

 

リンパマッサージはリンパの流れを促進させ、美容面にも健康面にも大きな利をもたらします。



下図は血液の流れの図です。

心臓から出た動脈血は動脈を通り身体の隅々に流れていきます。血管は徐々に細くなり、毛細血管となります。この毛細血管には小さな穴が開いており、ここから血漿成分が浸み出します。浸み出す量は一日に約20

この浸み出た液体は間質液と呼ばれます。間質液は身体の隅々の細胞に酸素や栄養等を届けます。細胞と栄養等を交換し、老廃物等のごみを含んだ間質液は、そのままだと身体中に溜まってしまうので回収しなければいけません。回収するのは静脈です。一日に浸み出す20の間質液のうち、約90%は静脈から回収されます。

 

しかし、大きな老廃物などは血管の穴を通ることができず回収されません。その回収できない約2~4の間質液はリンパ管が回収してくれます。リンパ管に入ったものがリンパ液です。

 

リンパ液はリンパ管を通り途中にあるリンパ節というリンパ液を濾過するフィルタをいくつも通過しながら綺麗になり、最後は鎖骨付近の静脈に入ります。

 

つまり心臓から動脈血が出る→毛細血管から血漿成分が浸み出す→細胞に栄養等を届け、代謝されて出たゴミを含む間質液が静脈とリンパ管に回収される→静脈血はそのまま心臓に、リンパ管は最後に静脈に合流し、心臓に入る→肺で酸素を取り入れ二酸化酸素を排出しまた心臓から動脈血として出ていく。というサイクルを繰り返しているのです。

血管内にあるときは血液、毛細血管から浸み出すと間質液、リンパ管に入ると

リンパ液と名前が変わりますので覚えましょう。

 

人体解剖図 (成美堂出版より)



リンパ関連用語

リンパ(リンパ液)

リンパ(リンパ液)とは、末梢血管からしみ出た水分(血漿成分)がリンパ管に入った時にリンパ液となります。
リンパ管によって全身から吸収され静脈に戻る。リンパは体の老廃物を運んでくれます。老廃物とは脂肪や、たんぱく質、糖質、細菌、ウイルス、死んだ細胞、疲労物質の乳酸などです。
 


 

リンパ管

リンパ管とは、全身にある血管とは別に、血管からしみ出した水分を体のすみずみから回収している。リンパ管の中をリンパ液が流れている。
 


 

リンパ節(りんぱせつ)

リンパ管は、体のすみずみから徐々に合流してしだいに太くなっていく。これらの合流部は膨らんで節(ふし)のようになっているのでリンパ節と呼ばれる。全身に約800か所あり、老廃物などを運んだリンパ液をろ過する機能をもっている。またリンパ球や抗体がつくられている。リンパマッサージを行なう前にリンパ節を刺激してから行う。これをファリンソでは「リンパ節をひらく」という。
 


 

リンパマッサージとダイエット

ダイエットをがんばっている方にはリンパマッサージはかかせません。リンパが体の老廃物を運んでくれるのですが「脂肪」「糖質」「たんぱく質」などを運んでくれます。リンパが流れにくい状態だとこれらもスムーズに運んでくれません。ダイエットに一番良いのは運動、生活習慣、食生活の改善ですがこれにリンパマッサージをとりいれるとさらに効果的です。老廃物が滞っていないことがダイエットや美容、健康の基本です。


 

浅いリンパと深いリンパ

リンパは、浅いリンパと深いリンパがあります。いリンパは皮膚のすぐ下に網の目のように分布しており、深いリンパは内臓まわりに存在します。浅いリンパが流れにくくなると「しみ」「しわ」「たるみ」「むくみ」「老人性イボ」などを引き起こし深いリンパが流れにくくなると「冷え」「便秘」「肥満」「セルライト」「だるい」「不眠」「めまい」などを引き起こし、やがては生体バランスが崩れ、さまざまな病気の原因をも招きかねないのです。
 


 

リンパドレナージ、リンパドレナージュ

リンパドレナージ MLD(マニュアル リンパ ドレナージ)はドイツで医療としてリンパドレナージュ DLM(ドレナージュ リンパ マニュアル)はフランスでエステとして行なわれています。共通点はとてもやさしい圧で行なう。浅いリンパを流す技法。オイルなど何もつけずに行なう。1892年オーストリアの外科医ウィニ、ワルターDrが手のひらでリンパ液を排出する。リンパをドレナージュ(排泄)する論文を発表した。


 

○ファリンソのリンパマッサージ

ファリンソのリンパマッサージは体内に溜まった老廃物や毒素、疲労物質などをリンパ液にのせて排出するマッサージです。ファリンソのリンパマッサージは5大リンパ節(下記参照)を意識したリンパマッサージを行なうことによりさらに効果的になるよう工夫されています。さらにファリンソのリンパマッサージは筋肉の縮んでいるところを伸ばしそこに間質(リンパの源流)を流し込む技も取り入れており、施術後の効果をさらに高めます。さらにムクミに即効性のある静脈の流れを促進させる手技と筋肉ポンプ呼吸ポンプという重要な技も取り入れておりますのでただのリンパマッサージよりも断然効果の違いを実感できる方も多いと思います。※ファリンソのリンパマッサージは治療行為ではありません。


 

5大リンパ節

リンパ節の中でもとくに重要な5か所のリンパ節です。頸部(けいぶ)リンパ節は首に鎖骨(さこつ)リンパ節は鎖骨上部に腋窩(えきか)リンパ節は脇の下に鼠径(そけい)リンパ節は脚の付け根に膝窩(しっか)リンパ節はひざ裏にあります。